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2007年05月23日(水)更新

大企業では得られない経験とスキル

<質問>
中小企業を経営するお立場のみなさまに質問です。大企業にいたのでは絶対にできない経験、身につかない能力というものがありましたら、教えてください。
(明治大学商学部 今村隼さん)




所属するポジションにより異なると思いますが、共通して言えるのはトップと触れる機会が多い、ということだと思います。

私の場合はずっと中小企業(医療に携わっていた頃も含めて)に在籍していましたが、幸運なことにトップに接する機会も多く、トップの考え方、モノの見方について多くのことを勉強させていただきました。
もちろんわかっていないことの方が多かったので、失敗や叱責も多く受けました。
しかしそのような機会は大企業では中々得られないのではないでしょうか。


医療の現場に携わっていた時のことですが、院長が患者さんや家族向けの講習会を定期的にされていて、当時私はその補助の仕事をしていました。
いつも午後から開催されるので、終わるのが日も傾く夕方近く。 
ある日、患者さんを送り出した後、夕日が射す部屋の中で院長が私に将来のビジョンについて語ったことがあります。
院長の熱い想いが私の中に入ってきたときの記憶は今も鮮明に残っています。

2007年05月19日(土)更新

感謝!

昨日、経営者会報ブログの全国合同オフ会に参加してきました。

ブログと通した人と人の繋がりに改めて感謝! 感謝!
出会った企業のみなさま、学生さん、今後ともよろしくお願い致します。

2007年05月15日(火)更新

「イレギュラーな人材」の新卒採用の是非

<質問>
私は大学に入る前に、正社員として3年間働いていました。
経営者として、私のようなイレギュラーな人材を「新卒」として採用したい、と思われますか。
(明治大学商学部 和田亜梨紗さん)



弊社の場合、求める人材は、「弊社で何が出来るか」であって学歴云々は関係ありません。
もし和田さんと弊社との間にご縁があるとすれば、和田さんが弊社で何をしたいのか、そのために何が出来るか、ということです。

サワダ製作所ではさまざまな経歴を持った社員が日々がんばっています。
以前は鉄塔を売っていた人、自営を営んでいた人、経験は無くても機械設計を希望して弊社に入った人、ラーメン屋の元店長もおられます。

それぞれの方がそれぞれの部署で、責任を持って活躍されています。

私自身も大学を出てから医療現場におり、そこからソフトウエアハウスの経理に転職しました。
今から考えると経験も無いのに良く採用してもらえたなと思っています。

2007年05月09日(水)更新

尊敬できる人との出会い方

<質問>
「尊敬する人は誰ですか?」という質問に、いつも困ってしまいます。
正直、すごい!! と思える人は何人もいるのですが、
それが尊敬なのかどうか、わかりません。
どうすれば、「尊敬する人」に出会えるのでしょうか。
(明治大学商学部 池田澄江さん)



正直、すごい!!、と思える人が「尊敬する人」で良いのではないのでしょうか。
自分に持っていないもの、学ぶべきことがある人を私は素直に尊敬しています。

例えばこの経営者会報ブログの中にも、三元ラセン管工業の高嶋社長、枚岡合金工具の古芝社長など、経営者として尊敬している方はいます。
お二方ともご自分でビジネスモデルをしっかり確立されており、経営者として若輩の私にとっては学ぶべきことが多いからです。


尊敬をgoo辞書で検索すると、
「人格・識見・学問・経験などのすぐれた人を、とうとびうやまうこと。」
と、ありました。

その人と触れ合うことで、自分が心の中に明確に、あるいは漠然と「あるべき姿」として描けるような何かを持っている人が尊敬できる人だと私は解釈しています。
それはある場合は書籍などを通して知ることもあるでしょうし、またある場合は何かの縁(えにし)で実際にお会いし、触れ合うことで感じる場合もあります。


昔と比べて多くの人とコミュニケーションを取る機会や手段が多彩となっており、あることないこと(時として、ないことないこと)の多くの情報が入ってきますから、一人の人に心酔する、ということが少なくなってきています。
「尊敬する人は誰ですか?」と聞かれて答えに困ることがあるのは、多彩な情報に触れてすっと一人の人を思い浮かべることができないからではないでしょうか。

「この面について、この人のようになりたい」と素直に思えて、新たな目標として目指すことができれば、その人を尊敬している、と言ってよいと思います。

2007年04月19日(木)更新

進化し続けるTOCシンポジウム2007

再び本屋での話。

本屋めぐりをしていると、いつも目が行くのがTOC(制約理論)関連のコーナー。
何か新刊が出ていないかと、ついつい覗いてしまいます。

ゴールドラット氏の「ザ・ゴール」をはじめ、いろいろとTOCの本は出ていますが、ほとんどが読んでみても、どうもピンと来ない。 

一番わかりやすく、基本書はやはり「ザ・ゴール」ですが、導入する上での実務書としてはもう少し知りたいと感じます。

日本でTOCがいまひとつ普及しないのは、
TOC自体がまだ進化の過程にあること、
国内で販売されているTOC関連の書籍が少ないことも一因のような気がする。

今のところTOCを理解する近道は、いろいろと出向いて身をもって学んでいくしかないようです。

と、いうことで、
「進化し続けるTOCシンポジウム2007」

5月30日(金)日本青年館にて開催。

2007年04月09日(月)更新

枚岡合金工具様 経営計画発表会

経営者として尊敬する先輩であり、経営者会報ブログでもブログを書いておられる古芝社長の枚岡合金工具株式会社様において経営計画発表会が行われました。

弊社ではISO9001に沿って毎年短期の経営計画を立てていますが、このように内外から人を集めて発表する、というところまでは行っていません。

経営計画発表会を通して、社員さんが自ずから目標に対しコミットメントを行うことはモチベーションを高め、また計画が外部の方からの目にさらされることで切磋琢磨されていくのだと思います。
弊社でもいずれは取り組みたいことのひとつです。

経営計画では、PDCA(計画・実行・チェック・アクション)サイクルが重視されますが、このうちもっとも比重をかけなければならないのはP(計画)です。
明確な目標があることを前提として、
 ・何を行うのか、
 ・目標を達成するために、なぜそれをおこなわなければならないのか
 ・それを行うための手段・方法は何なのか、
 ・なぜその手段・方法なのか、
 ・その手段・方法を行うためにはどのような障害があるのか、
を明らかにし、社内で共有できれば最高だと思います。

実際はなかなかそううまくは行かないのですが、それらのことをテンプレートにまとめ実行に導くのが、ゴールドラット氏のバイアブル・ビジョンでしょう。

2007年04月05日(木)更新

カリスマ性について

<質問>
経営者には、やはりカリスマ性が必要だと思われますか。もし必要ならば、それを培う方法はありますか。それとも、カリスマ性とはそもそも先天的なものなのでしょうか。
(東京大学教養学部3年 小川明浩さん)




今は亡き私の父は会社の創業者で、こうと決めたら梃子でも動かないほど頑固な人でした。
きっと会社でも社員さんを困らせていたんだろうなと思うのですが、社員さんからは結構良い想い出しか聞かないので、そういう意味ではたぶんカリスマ性のある経営者だったんだろうと思います。

私の場合はどうかと言うと、逆にカリスマ性などというものとは縁遠い性格です。
小さいころから怖がりのあがり症で、今でも人前で話をしたり、歌うことは苦手です。

ですが、
「社員はトップの言動をいつも注目している」、
言葉ではほんの一言なのですが、日々の社員さんのちょっとした動きや言葉でひしひしと身をもって感じることがあります。

日々の事業の営みの中でこのような実感を持ったり、またいろいろな判断や決断をしていると、トップとしてリーダーシップを発揮したり、また方針や方策を決めていくことへの責任や自覚が培われてきているように思います。

カリスマ性も経営者の持ち味のひとつだと思いますが、 肝心なのは今後会社をどうしていきたいか、の想いです。
こうありたい、という想いが、責任への自覚やリーダーシップ、あるいはカリスマ性、というものを培うのではないでしょうか。

2007年03月29日(木)更新

弊社の取材記事が本になりました

今年初めに夕刊フジで取上げていただいた弊社の記事が本になりました。

神内 治 氏著 「勁く! 大化け前の関西元気企業」(現代創造社)
氏は表題を、しなやかなつよさ、しぶとく、へこたれないつよさの意味を込めて、「強く」ではなく、敢えて「勁く」にされたそうだ。

氏の関西企業への応援歌として、弊社もそうありたいと思う。



勁く! 大化け前の関西元気企業

2007年03月23日(金)更新

社長を支えるために必要なこと

<質問>
自分が、もし現在の会社で一社員の立場だったとしたら、社長を支えるためにどんなことが必要で、どんなことが出来ると考えますか?
※社長ご自身がどんなフォローを望んでいらっしゃるかをお聞きしたく思います
(東洋大学経営学部3年 渡辺麻貴さん)





社長を支えるためには、

・あるべき姿を描き、考えることができる、
・社内、社外さまざまな人から意見を聴いて、まとめ、かつ伝えることができる、
・また社内、社外のさまざまな関係者を説得することができる、
・計画を立て、立てた計画をマネジメントできる、
・社長と意見が異なっても、社長が何故そのように考えているのかを汲み取った上で、意見を述べることができる、

といったことが必要だと思います。
特に最後については、そこをわかった上で意見を言うのと、わからないで意見を言うのでは大きな違いがあります。

また上記のことをするには大きなエネルギーが要ります。 
そういったエネルギーを社員が持っているからこそ、社員は社長から最大の信頼が得られるのだと思います。

2007年03月17日(土)更新

クリエイション・コア東大阪にて

クリエイション・コア東大阪は、中小の製造業が集積している東大阪市に設置されたものづくりに関する総合的な支援施設です。
製品や技術の常設展示室も設けられており、弊社も新製品ライトグラフの初号機を展示しています。

また施設ではコーディネーターの方々が日々ものづくりに関する様々な相談に乗っています。
昨日はコーディネーターの方々を対象に、弊社のこれまでの取り組みについてお話させていただきました。

1時間という限られた時間でしたが、弊社におけるWebでの取り組みとその成果について、またコンサルタントや公的支援機関を利用したマネジメントの仕方について述べさせていただきました。
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会社概要

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個人プロフィール

同志社大学文学部社会学科社会福祉学専攻を卒業医)松田クリニック・健育研究所に勤務し、デイケアなどに精神科ソーシャルワーカーとして携わった。 ソフトウェアハウス、外資系メーカーにて経理・総務・輸入物流の担当を経た後、2001年(株)サワダ製作所 代表取締役。TOC(制約理論)思考プロセス・ジョナの有...

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