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2006年09月20日(水)更新

【明大生との毎週一問百答】「ビジネスと法律について」

<質問>
私は法学部の学生なので、企業の中で法律がどのように意識されているのか興味があ ります。
それぞれの企業には法律のプロがおられると思いますが、経営者となれば、ふだんからアンテナを張り巡らせる必要があるのではないでしょうか。
特に、本年度の会社法改正に伴って、みなさまも大なり小なり自社の変化を余儀なくされたことと思います。
そこで質問です。

現在施行されている法律のなかで、この法律についてはこうしたら、もっとビジネスがやりやすくなる、というご意見がありましたら、教えていただけますでしょうか(立教大学法学部2年 吉田遼さん)


吉田さんの考えでは、企業には法律のプロがいる、ということですが、我々のような中小の製造業の場合には中々そうはいきません。 

製品の規格に関する法律、労働安全に関する法律、税法等いろいろな法律に囲まれる中でアンテナを張り巡らし、右往左往しながらそれぞれの分野の専門家の手助けを得る、という方が近いでしょう。

専門家一人が全ての法律を知っていることはまずないので(例えば輸出入で、関税についての相談は税理士では役に立ちません)、我々とすればまず誰に相談すれば良いのだろう、という極めて現実的な課題からこなしていかなければなりません。

中小企業を支援する法律には「中小企業新事業活動促進法」を初め、様々な法律が利用できます。
知り合いの製造業さんの中には、これらの法律を利用して経営革新を実行されたりする会社もあります。
ですが法律の取っ付きにくさもあり、またどう利用できるのかわからないこともたくさんあります。

中小企業の支援機関としては中小企業支援センターなどがありますが、これらの施策の情報提供をさらに充実していただければ、と思う今日この頃です。
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