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2006年05月23日(火)更新

㈱イワサキさまを訪問して、3Sに学んだこと

昨日、板金加工を中心として、オフィス・店舗・学校施設用家具の企画から生産までを一貫して行っている㈱イワサキ(大阪市住ノ江区)さんを見学させていただきました。

2000年より生産革新を進め、3S(整理・整頓・清掃)も徹底してされています。
改革前は、来客があっても油で靴が汚れるので、靴を履き替えてもらったり、埃が工場内に立つのをジョウロで水を撒いて、抑えていた、という状態だったそうです。

では今はというと、床も油はもちろん、染みひとつ無く綺麗な状態です。 
毎朝社員の皆さんが(モップを使うのではなく)膝をついて床を掃除されているそうです。
ここまで徹底することが3Sを進めていく上で大事なのでしょう。

短時間の工場見学でしたが、一番印象に残ったのは、

・3Sを進める上で全員参加の勉強会を開き、そこからは社員の皆さんがグループごとに自主的に活動を行ってきたこと。 決して上からの押し付けで行っているわけではないこと。

・3Sには外部の目が大事。 毎日進めていくと、どこまで進んだのかが自分達でもわからなくなる。 そういう時、コンサルタントの先生に診て貰うことで、定期的なチェックが入り、改革が進む。

・トップは社員にまかせることが大事。 

イワサキさんのコンサルタントをされている㈱メック推進センターの久保先生のお話では、「この会社はトップをはじめ、経営幹部が社員にまかせるのがうまい会社。 3Sはできたところをほめてあげることが大事です。」と言われていました。
オフィスも家具の企画~製造をされている会社らしく雰囲気の良い、作業のしやすそうなオフィスでしたが、オフィスのデザインも社員からの提案だそうです。

他にもいろいろ勉強になりましたが、㈱イワサキさま、㈱メック推進センターの久保先生にはこの場を借りてお礼申し上げます。

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