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2006年10月04日(水)更新

プロセスアプローチと利益の出るISO9001(1)

社内で行われているプロジェクト・チーム「ISO(アイソー)会」も中核部分の議論に踏み込んできました。

以前にも取上げたましたが、ISO9001(品質マネジメントシステム)はプロセス・アプローチを採用しています。

従って業務の流れをプロセスに分ける必要がありますが、プロセスとして捉えるには以下の条件を満たさなければなりません。

1)プロセスのインプット項目が何かを答えることができる。
2)プロセスのアウトプット項目が何かを答えることができる。
3)あるプロセスのアウトプットは次のプロセスのインプット項目になる。
4)プロセスを何らかの指標でモニターすることができる。

例えば営業部の業務手順として、

顧客開発->仕様の確認->見積もり->折衝->受注

という手順があるとしましょう。

さて「顧客開発」という手順はプロセスと捉えることができるでしょうか?

顧客開発のインプット項目は何でしょうか?
・・・・・・取引の無い顧客。

アウトプット項目は?
・・・・・・取引を新しく始める顧客。

少し待って下さい、

プロセスアプローチでは、あるプロセスのアウトプット項目は次のプロセスのインプット項目でなければなりません。
この場合、「取引を新しく始める顧客」というのは「仕様の確認」のインプット項目になるでしょうか?

・・・・・・・・・何か違うような気がします。

プロセスとして捉える場合、通常会社で使う業務手順、というのとは少し違うようです。
上記の4つの条件に従って業務をもう一度捉えなおしてみることが必要です。
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