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2006年04月14日(金)更新

展示会を終えて

桜が綺麗な季節です。 

根っからの植物音痴で花の名前もチューリップやひまわり、タンポポや薔薇程度しか知りませんが、一番好きな花は、と聞かれるといつも「桜」と答えています。
(ちなみに春に咲く菜の花はどうしても「食べ物」と認識してしまいます。)

電車は環状線で通勤していますが、桜ノ宮の駅を通過すると電窓から川沿いの桜並木が見えます。
すでに葉桜がちらほらと見えますが、一度に目に入る多くの桜は、今日のような気持ちが沈みがちな曇り日でも気持ちを和ませてくれます。


さて、昨日展示会の反省会を行いました。
来ていただいたみなさまのご意見のまとめ、展示会運営方法の反省点、今後の製品の改良点や次のスケジュール、と多岐に渡って話合いました。

今回出展したのは新製品の試作品です。
この製品はふとしたアイデアから生まれたのですが、紆余曲折を経てようやく展示会でお見せできるようになりました。

お客さまの反応はどうかな、と不安を感じつつの展示会でしたが、いざ出展してみるとさまざまな考えさせられるご意見があり、「痛いところついてくなぁ」というご意見も頂戴しました。

新製品開発はお客さまのニーズから始まるものと、社内のいろいろなリソースから生まれるシーズ型と2種類あると聞きます。
ニーズ型であれ、シーズ型であれ、さまざまなお客さまの声を直接お聴きして製品をまさに「揉んでいく」、それが展示会だと改めて感じました。
そしてどういう市場で何を売っていくのか、自社ドメインの再確認の場であったと思います。


今回の展示会で学んだことがもうひとつ・・・。

今回の製品はある電子機器メーカーさんと組んで開発したものです。
そこからの協力がなければ、この展示会は生まれなかったでしょう(本当に感謝)。

我々にとって他業種の方と組んで何かをする、というのは初めてのことです。
異なる業種同士ゆえの製品への見方の違いを知るのは大変勉強になります。
展示会での反省を踏まえ、これから販売のための製品化に動くわけですが、お互いの違いを踏まえた上での役割分担についても昨日は話し合いました。
異業種と組んで新しいモノを作るときは、お互いの市場や置かれている環境、そういったものを理解しあいながら作っていくものだと感じます。

きっとうまくいく、そんな気さえ起ってくるミーティングでした。