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2009年07月17日(金)更新

「お酒」について

<質問>-------------------------

私はお酒があまり強くありません。なので、将来接待の席などで
すぐに酔ってしまうのではないかと不安になります。

やはり、お酒に強いほうが社会人として得なのでしょうか?


             (明治大学商学部 星 侑利さん)

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私もお酒は弱い方ですよ。

でもお酒に強い必要はないでしょうけど、やはり飲めるにこしたことはないと思います。
特に営業でこちらが接待する側であれば飲めた方が良いです。


素面でも相手をすぐに打ち解けさせる話術なりを持っていれば別ですが、そうでないのならお酒はコミュニケーションの道具(アイテム)と考えましょう。

道具(アイテム)ですから、使い方は知っておきましょう。


まず自分の適量がどれくらいなのか、どれくらいの量だとヤバイのか知っておくこと。
お酒は飲むものであって、お酒には飲まれるとヒンシュクもの間違えないですから。

ウコンも事前に飲んでおきましょう(これは必須ではありません)。

それから、これが一番大事ですが「私は貴方に関心を持っています」というスタイルを持つこと。
相手の話をどんどん聴いていきましょう。 「聴く」という姿勢はとても大事です。


あとは場をこなしての練習と慣れ、ですね。



もし海外での仕事を考えているのなら、逆にお酒をたしなめないとまずいかもしれません。
韓国あたりになると、焼酎必須で酒豪の方も多い(と勝手に私は思っていますが)ですから、コミュニケーションを進める上でも飲めるようになっておかないとしんどいかも。


不思議なことですが、言葉は不自由でも、お酒を通して何となくコミュニケーションが取れます。

以前韓国に仕事で行った時は営業課長と同行したので、こちらは先方の社長とひたすら素面で話し、コミュニケーションの積極的な推進(お酒の方)は彼にまかせてつぶれてもらいました(笑)
私も彼もハングルはまったく出来ませんでしたが、彼の方は相手と意気投合してその後のコミュニケーションがスムーズになりました。

このときはさすがに「飲めるのはいいな」、と思いましたね。
お酒の力って、そういうものなのです。



ちなみに接待ではなく異業種交流とか、セミナーの打ち上げとかでは、別に無理して飲まなくても良いかとは思います。
最近では車移動の方も多いので、ウーロン茶やジュースで済ませたりされる方も以前に比べてちらほら見られます。

でもその時も「私は貴方に関心を持っています」というスタイルを持つことの大事さには変わりありません。