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2007年03月20日(火)更新

中国の水面計

中国の水面計の写真を見る機会を得ました。
炉筒煙管ボイラーという、日本でも工場やビルなどに使用されているボイラー用の水面計です。

通常、日本では「反射式」というガラス溝の屈折で水位が確認できる水面計を用いますが、中国では「透視式」という水面計が用いられていました。
これは水面計の後部からライトを当てて水位を確認する方式です。

透視式液面計



あと「二色式」というプリズムの現象を利用した水面計も使われているようです。

二色式液面計



透視式も二色式も日本の炉筒煙管ボイラーでは使われている例を正直知りません。
たぶん水面計の位置が高いところにあり、見やすくするようにしているのでしょう。
また二色式水面計は形としても国内では見られないユニークな形をしているようです。

国によって使われる水面計も違うものだと感じています。

2006年05月08日(月)更新

液面計について

弊社が製造している液面計は、ボイラーのドラムやタンク等の液面の高さを、測定監視する装置です。
液面計の本体に引き込まれた液の高さを、ガラスを通して直接目で測定監視できるようにしています。

タンクやボイラーに使われているので、普段、皆様の目に着くことはほとんど無いかもしれません。
工場設備や、発電所、街中でもビルの地下などに「ひっそり」と設置されています。

液面の高さを正確に測定したり、液面の高さを制御したりするのであれば電極式や静電容量式、超音波式など様々なレベル計がありますが、弊社の液面計は、直接「目」で測定監視することで、使っていただいているお客様に「安心感」を提供しています。



透視式液面計

2006年04月14日(金)更新

展示会を終えて

桜が綺麗な季節です。 

根っからの植物音痴で花の名前もチューリップやひまわり、タンポポや薔薇程度しか知りませんが、一番好きな花は、と聞かれるといつも「桜」と答えています。
(ちなみに春に咲く菜の花はどうしても「食べ物」と認識してしまいます。)

電車は環状線で通勤していますが、桜ノ宮の駅を通過すると電窓から川沿いの桜並木が見えます。
すでに葉桜がちらほらと見えますが、一度に目に入る多くの桜は、今日のような気持ちが沈みがちな曇り日でも気持ちを和ませてくれます。


さて、昨日展示会の反省会を行いました。
来ていただいたみなさまのご意見のまとめ、展示会運営方法の反省点、今後の製品の改良点や次のスケジュール、と多岐に渡って話合いました。

今回出展したのは新製品の試作品です。
この製品はふとしたアイデアから生まれたのですが、紆余曲折を経てようやく展示会でお見せできるようになりました。

お客さまの反応はどうかな、と不安を感じつつの展示会でしたが、いざ出展してみるとさまざまな考えさせられるご意見があり、「痛いところついてくなぁ」というご意見も頂戴しました。

新製品開発はお客さまのニーズから始まるものと、社内のいろいろなリソースから生まれるシーズ型と2種類あると聞きます。
ニーズ型であれ、シーズ型であれ、さまざまなお客さまの声を直接お聴きして製品をまさに「揉んでいく」、それが展示会だと改めて感じました。
そしてどういう市場で何を売っていくのか、自社ドメインの再確認の場であったと思います。


今回の展示会で学んだことがもうひとつ・・・。

今回の製品はある電子機器メーカーさんと組んで開発したものです。
そこからの協力がなければ、この展示会は生まれなかったでしょう(本当に感謝)。

我々にとって他業種の方と組んで何かをする、というのは初めてのことです。
異なる業種同士ゆえの製品への見方の違いを知るのは大変勉強になります。
展示会での反省を踏まえ、これから販売のための製品化に動くわけですが、お互いの違いを踏まえた上での役割分担についても昨日は話し合いました。
異業種と組んで新しいモノを作るときは、お互いの市場や置かれている環境、そういったものを理解しあいながら作っていくものだと感じます。

きっとうまくいく、そんな気さえ起ってくるミーティングでした。