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2007年09月21日(金)更新

生産の流れを変えてみる

生産現場でモノの流し方を変えてみることにしました。


もう既に一部には導入済みで、モノの滞留(生産が遅れたり、仕掛が工程間にふん詰まり状態になること)が解消され、一定の効果は上がっているのだけど、今回全社的に導入します。


昨日は職長を集めてのその説明会と打合せ。


機械設備を変えたり新しい機械を導入するのではなく、
また設備レイアウトを変えるわけでもありません。

ただ単に資材投入の入り口から出荷の出口までのスケジュールの出し方と
工程間のモノの受け渡しのルールを変えるだけです。


でも案外これが難しい・・・・・。
今まで慣れ親しんできた仕事のやり方を変える、
つまり仕事の「方針」も変えることになるわけですから。


「方針」というものは経営方針書のように明文化されているされているものと、
長年の仕事の流れから慣習化していて目に見えないものがあります。

特に後者の場合は、
「今までこういう風に仕事をしてきたけど、明日からは変えましょう。」
と言っても、中々変えることはできません。

なぜなら慣習化された仕事は、普段から意識しているわけではなく、
そのやり方が当然で”正しい”と思っているわけだから。

だから当然のように現場ではいろいろと抵抗が生まれます。


ゴールドラット氏の制約理論では、これらのことを「方針制約」という言葉でまとめています。


目に見えない社内の方針をどこまで意識化できるか、
これが設備を変えずに、生産を効率化するキーとなります。
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