大きくする 標準 小さくする

2006年05月29日(月)更新

生産改善における対立関係

とある企業で生産技術ばかりしてきた人と話をする機会を持ちました。

ラインの自動化を図れば生産効率は上がるけれども、現場で作業している人には抵抗が多い。
2~3ヶ月後には効果がでるのは判ってはいるが、それをいくらグラフや図表で示してもわかってもらえない。
と、言うお話でした。

そこには、
「経験から得られた現場の今のやり方が一番生産効率を上げることができる」
VS
「生産技術の理論と経験に裏打ちされた方法で効率を上げる」
という組織の中での対立関係があります。

ただお互いの共通目標は、「収益を上げる」という点で一致しています。
製造現場でよく見られるこの手の対立関係をうまく解消できるかどうか、生産改善活動をうまく行う鍵のような気がします。

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