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2010年04月26日(月)更新

第14回テストマーケティング研究所を弊社にて開催させていただきました

去る23日、第14回テストマーケティング研究所を弊社にて開催しました。


工場を見学いただいた後、「日本の中小製造業が将来目指すべき姿」というお題目でプレゼンさせていただきました。


私見ですが、今後の中小製造企業は、

1.人材不足と世代交代で現場の暗黙知が伝わりにくい状況が生まれつつある。

2.品質の定義が拡大し、今後、3~5年間に品質コストは上昇するので中小企業も相応の負担を覚悟が必要。

3.同時に新興国の市場化により、一層の現地化、または中小企業へのコストダウン要求が起こる。

と思います。


これからの日本の中小企業



なので、今後求められることは、


1.顧客(ユーザー)からの声をすべて取り上げる。
「ISO9001の審査に通ればOK」の品質体制から一歩踏み込んだ仕組み作りが必要となります。

2.企業のイメージ・評判、発信情報価値を大切にする。
製品機能、耐久性、デザイン等に対する品質だけでなく、企業のイメージ・評判をも含めた品質作りが大切になってきます。 
経営者会報ブログのみなさまがされているように、いかに情報発信をしていくかが大事です。

3.製品の「あるべき姿」を示していく。
複雑化、多機能化していく製品に対して設計段階から「あるべき姿」を検討し、織り込むことが大事です。
(また「あるべき姿」は、国によっても異なります。 様々な国で様々な使い方をされることに対しても充分な事前の検討が必要です。)

4.海外を「知る」。
海外に出ていくにしろ、国内に特化するにしろ、海外の実態を知ることは大事になってきます。

5.組織横断的な取り組みとスピードが大事。
これからはモノの整流化だけではありません。情報の整流化、意思決定の整流化も必要です。




今回ご参加いただいた方々にもいろいろな意見がお聞きでき感謝、感謝。
ありがとうございました。



第14回テストマーケティング研究所