大きくする 標準 小さくする

2009年04月23日(木)更新

リーダークラスの「三位一体会議」始動

弊社では毎月、「三位一体会議」なるものを開いています。 

参加者は営業、技術、製造、総務業務のそれぞれの部門を代表する幹部、なので「三位一体会議」とは端的に言うと経営会議ですね。


弊社はスモール・カンパニーです。 なので以前は経営的なことは私が各部門長と話をして意志決定や指示してましたが、それではどうしてもうまくいかないことが出てきます。 
言ったつもりが伝わってない、とか、あちらに言ったけどこちらには伝わらず、会社全体としてベクトル合わせが出来てなかったりとか・・・・・


私の非力と言えばそうなのですが、それを解消するために設けたのが「三位一体会議」
定期的に部門長が集まって会社の方向を決めて、部門長間のベクトル合わせをしていってます。 
この会議を設けたおかげで、経営のスピードが速まったように思います。


また以前は古参のベテラン取締役が2人いていろいろサポートしていただいていたので、何となく回っていたのですが、すでに定年退職され、そのため自分と一緒に経営に参画してくれる腹心のスタッフを作る必要もありました。
そのため「三位一体会議」は学びあいながら、経営層として共に育っていく場でもあります。


もうひとつの特徴はファシリテーションの技法を導入していること。
だから一人のトップがドンと居座って、ワンマンに意志決定することがありません。
ひとつの事象や課題に対し、それぞれの部門から見た見方をお互い共有することで、最適な意思決定を行っていく場でもあります。

社長 <=> 部門長 での部分最適な意思決定ではなく、 部門長と社長が円を組むような、全体最適の意思決定です。



まとめると「三位一体会議」とは、

1.会社の方向性を決めて、ベクトル合わせを行うことでスピード経営をする場

2.経営者としてお互い学び合い成長する場

3.全体最適な意思決定を行う場

です。




さて、この三位一体会議を始めてから既に1年9か月になりますが、上記の効果は確実に出ています。


そこでこの三位一体会議を、今回、経営幹部以下のリーダー層にも広めることにしました。

現場で業務に携わっているリーダーで、全社的な業務上の課題解決や、部門間にまたがる業務上の課題解決、 また社内で行われているいくつかのプロジェクトの管理もしていこうと。

今までの経営幹部からなる三位一体会議を「経営編」とするなら、今回のリーダーからなる三位一体会議はさしずめ「業務編」でしょうか。

昨日その1回目を開きました。


この「三位一体会議[業務編]」を通して、業務上の目標や課題解決のスピートアップ、リーダーの学びの場にしていきたいと思います。