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2007年06月20日(水)更新

「学生時代に考えていた仕事のビジョン」

<質問>
私は現在3年生で就活中なのですが、働きたい仕事のビジョンがまったく見えません。そこで、質問です。経営者のみなさまは、大学3年生の頃、働くことについてどんなビジョンをお持ちでしたでしょうか。
(明治大学商学部3年 市野淳也さん)




大学3年当時は独居老人へのボランティアをしていたこともあって、何となしに老人福祉の現場でソーシャルワーカーとして働きたいと思っていました。

実際は就職活動時に老人福祉関連の仕事がなく、精神医療の現場に関わることになったのですが、そのときに学んだ経験は今も役立っています。
当時は経営者として仕事をしているということは想像できませんでしたから(ましてこのようにブログを書いていることも想像すらしていません(笑))、人間どうなるかわからないものです。


ご質問は就職活動中だけど、どのようなビジョンを持って仕事に就けば良いのか迷われているというようなことだと思います。

ビジョンというのは例えて言えば一種の器のようなものであって、明確なビジョンがあるのであれば、その器の中味を充実させていくことが良いと思います。

でも器がないのであれば、無理に器を作る必要もないのではないでしょうか?
無理に器を作るのではなく、何となく自分の心の琴線が触れるところに就職して、それを仮の器にしても良いのではないかと思います。

大事なのは仮の器でもその中味を充実させること。
中味を充実させていくうちに仮の器がつまらなくなって新しい器がきっと必要になるかもしれません。
そのときがきっと市野さんにとっての本当の器ではないでしょうか?
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