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2007年03月07日(水)更新

一生是学生

<質問>
最近は学生のうちから起業したりインターンシップなどを経験する人も多いようですが、反面、「学生だからこそ持てる視点」というのもあるような気がしています。そこでお聞きしたいのですが、「社会人になってもなくしてはいけないこと」があるとお感じでしたら、教えてください。
(明大商学部生)




私が卒業して最初に就職したのが神経科・内科の診療所。
何人かの臨床心理士を抱えていた診療所で、さまざまな心理療法を行う施設も備えていました。

診療所初めてのソーシャルワーカー(PSW)ということで就職したのですが、大学で学んだことなど全く役に立つはずもなく、まして精神医学も精神衛生学で少し学んだくらいで、本当に一からでした。 様々な心理テストを勉強したのもこの時期です。

毎日、休みになると本屋の医学書コーナーに行き、これといった本を購読しては読み、と日々勉強であったことを覚えています。 ある意味学生のときよりも勉強したかもしれません。
他にも診療所では、レセプト業務(保険の診療費を請求する業務)や経理もやるようになったので、そのたびに一からの勉強でした。


勉強を続けられたのは業務で必要、ということもありますが、でも学生のときから自分は「一生是学生」という気持ちがあって、ずっと「学びへの好奇心」を持ち続けてきたことが大きな理由だと思っています。

若いときほどの勢いはありませんが、今も勉強は続けています。
「知る」こと、「わかる」ことの喜びを忘れないでください。
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