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2006年06月29日(木)更新

知人に送る

先日、知人が亡くなった。
癌を告知され、最後まで癌と向き合った人だ。

64歳で、3度の癌の転移があり医師からも治療は無理と宣告されていた。 
その彼が新聞に載ったということで、生前その記事をメールで送ってくれたことがある。

ペインクリニックのサポートで在宅ホスピスを行っていた記事で、 
「痛みのチェックシート」に痛みを感じた時間や日々の食事、睡眠、排便などを記録し、薬を駆使しながら生活の質を落とさないようにしているという。

前回入院したときに見舞いに行ったときには、韓国語を勉強していた。
こちらが長居を気にするくらい、明るく気丈に話していた。

記事には、「さよならメール」を準備しているという。亡くなった後、奥さんに一斉に流してもらう、と書いてあった。

結局「さよならメール」は来なかったが、死とがっぷり四つに組んで生きていた彼がどんなメールを書いたのか、知りたいと思う。

知人、藤原宣昭さんの冥福を改めて祈りたい。

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